足跡とショートホープ

芝生に寝転んで 行き交う車を見てた
夜空は 途方もなく深いとこで揺れてる

急な土手を下って 線路沿いに歩きはじめた
破れた金網に 引っかかったココロが残る
水の無い川には 逆さに錆びた自転車
逆らえない重力に引き止められて

すり滅ったかかとを すこし気にしなから
真っすぐな国道 家はまだ違い

耳鳴りの奥から 月日が追いかけてくる
言葉は色あせてく 胸にしまい歩き続ける
ライトに照らされた ホコリが宙で踊っている
西から一つずつ 消えてゆく星の数かぞえた

あと少しで 朝が来るよ
鼻歌でも唄いながら
くわえ煙草で歩いて行こう
折れたマッチに火をつけて
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