流れる…

あ~ この町は歴史ごとはかなく
そう 恋さえも ささいだと言っている

あ~ それはいや 語らせて少しは
そう あのひとの哀しみも癒させて

愛に染まることをどこか恐れていた
伏し目がちそんなひと 今はいとしい

あ~ 家並みの順番も覚えて
もう この町に慣れたのに去っていく

時代遅れと言う そうねその通りね
不器用よ二人とも 心流れて

冷えた背中抱いた 雨の夜の記憶
くちづけの回数に 迷い深めた 心流れた
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