恵みの雨

祭りの場(にわ)に 炎と歌を
呼ぶのは恵みの雨
眠らない夏に 目覚めない夜に
祈るは命の水

ひび割れた空 しばらく 泣くことも忘れている
幾千年かけて巡ってる法則を
踏み荒らすのは誰?
風は動きを止めている 何を今 待つのだろう?
時を刻む音に心まで囚われる
振り子のよう

あたり前と思っていた景色 瞬く間に失われる日々
感じるでしょう?
乾ききった砂に今いちど 一滴(ひとしずく)の光を零して
天(そら)の声を聴け

鎖と見紛う 火柱と鈴の音
信じて 恵みの雨
息絶える冬に 愛せない人に
注ぐよ 命の水

祭りの場(にわ)に 炎と歌を
呼ぶのは恵みの雨
眠らない夏に 息絶える冬に
祈るは命の水
恵みの雨を…命の水を…信じて

祭りの場(にわ)に 呼ぶのは 恵みの雨
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