朱雀の空

あやしく 朱く 腫れあがる空
溶けながら 落ちる太陽

あなたが最後に残した笑顔が
透明すぎて 歪んでいく

疼いて消えない 胸の高鳴りが
膨らんでは また破裂して
ざらざらと 音を立てて波を打つ
逆巻く血よりも もっと強く

幕が降りて 静まる地平線
焦げついて 動けない風

あなたが最後に残した感触
ぬるい体温が はがれない

凍えて燃えてる 頼りない影が
置き去りのままで 泣いてるの
尽きない思いが 震わす羽音は
喘いだ空より ずっと朱く

疼いて消えない 胸の高鳴りが
膨らんでは また破裂して
ざらざらと 音を立てて波を打つ
逆巻く血よりも もっと強く
凍えて燃えてる 頼りない影が
置き去りのままで 泣いてるの
尽きない思いが 震わす羽音は
喘いだ空より ずっと朱く
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