銀の炎

やわらかに 滲む青い霧が
いつの間にか 空を埋めて
水晶の月に火が灯るわ
あなたと私を包んでいく

何も見えないから
強く抱いていて
月の炎の中で
揺れ続けていたい
たとえこのまま灰になっても構わないから

流れていく 夜のにおいと
溢れ出した 星達の歌
月は燃えて
蜜を焦がしていく
やさしく冷たい銀の炎

あなただけを感じたい
少しも離れないで
月の炎に負けない
もっと熱いキスを
たとえこのまま息が絶えても構わない

ねえ 何も見えないから
強く抱いていて
月の炎の中で
揺れ続けていたい
たとえこのまま灰になっても構わないから
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