夢の花

いつの日からだろうか こんな風に上手に
人混みを歩く靴を履いたのは
むせかえる夏の雨 この街に来た頃は
傘も差さないで無邪気に笑ってた

土砂降りの現実 ずぶ濡れの心で
僕ら震えながら瞼を閉じた

夢の花 想像さえ
越えるような色に染まれ
その時まで涙拭いてゆくのさ
今 荒れ果てた日々の中に
一握りの種を蒔いた
そしていつか強く咲き誇るように

自分さえ愛せずに人を愛せはしない
比べた数だけ汚れてく涙

雨上がり朝日に未来を重ねたら
見えたような気がした 光の中で

夢の花 想像さえ
越えるような色に染まれ
その時まで涙拭いてゆくのさ
今 歩き出す日々の中に
自分らしい水を撒こう
そしていつか強く咲き誇るように
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