地球儀

世界を閉じ込めた小さなボール 思い出からこぼれる冬の終わり
無邪気な言葉に体傾け 不釣合いに笑う部屋のノイズ
全て伝えきれずに書き溜めても うまくいえないから何度も失う

孤独な千の夜を飛び越えて 小さな鼓動を抱いて
無言の言葉だけ あなたに届けたくて

遠くにいるあなたボールの中じゃ 小指一つで届いてしまうのに
夜更かしが過ぎてけだるい疲労 無機質に放り投げられた視線
うまく伝えられない僕の想い それは僕の中で描き過ぎたから

何度も愛してるって叫ぶより 強く抱きしめたい
無言の言葉だけ あなたに届けたくて

震えてしまうほどの寂しさを 誰もが抱えてる
だからこそ人は誰かを愛しさまよい求めているのだろう

永遠なんてどこにもないよ だからあなたといたい
祈りにも似た想い 届くと信じてた
雨上がりの午後に 思い出を片付け
遠い昔の恋を あなたに届けたくて
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