Russian blue

真昼の樹の下で
微睡みの午後
貴方のその腕にもたれながら
瞬きもせず今はただ
蝿の音を聞いている

青空に遠く
映ろう陽炎
淡い思い出に揺られながら
瞬きもせず今はただ
蝿の音を聞いている

風が止んだ後の
木洩れ日の中
貴方のその胸に眠りながら
瞬きもせず今はただ
蝿の音を聞いている
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