愛に手ふれて

薄暗い照明 影伸びる
座るソファー 時計はゆっくり
いつもみたく並んでみた後
あの夜の僕らを話した

交わす会話が段々震えて 落ちた涙拾いに
指先なら届く距離が 見えなくなる前に

そばにいるよ そばにいるよ
愛しき人よ泣かないで
言葉じゃなく 心でもなく
そばにいる

愛に手ふれて
愛に…手ふれて

それから一つ刺さった棘もあり
奥のほうでチクチク動くんだ

日を増す度にカサブタになって 上手く抜けないや
見ないふりして抱きしめたら 痛みも増していく

そして君とまた求めて
愛しさの中確かめ合う
痛む胸を撫でておくれ
そばに来て

愛に手ふれて
愛に…手ふれて

そばにいるよ そばにいてよ
愛しき人と共に居る
夢見がちな 僕らきっと
寂しさも 愛しさも
何度でも重ねあって 重ねあって

愛に手ふれて
そこに手、ふれ合う
愛に…手ふれて

ずっと
愛に手ふれて…
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