夢の住人

夢の住人の事。それは少し悲しいけれど
時計が休んだ世界、セピア色の世界さまよう一人の幼い少年お話

誰の物でもない遠く近い場所へと歩み進んで行きます。

彼は世界中を旅するよ 灰色の汽車に乗り
九龍のような街並に惹かれて
彼は世界中を旅するよ 一色の虹の上を
傘をさして楽しそうに歩いているよ

空想の日々 本当の世界 僕はまだ眠ってる?

夢の住人の事。彼は少し寂しいけれど 少し寂しいけれど
街で見かけるのは 影ばかりで
誰かに出会う事はないのです。ないのです。

月は灰色でとてもとても大きくてすべて吸い込まれそうです。

彼は世界中を旅するよ キャンドルのならぶ路地
誰も乗ってない馬車の道しるべ
彼は世界中を旅するよ 大きな月を背に
不思議な自転車で綱渡りしてるよ

流れてく日々 本当の世界 僕はまだ眠ってる?

もしも僕にまた朝が来て目覚められたのなら
この夢の話をしてあげる

僕は世界中を旅するよ 灰色の汽車に乗り
この物語の終わりを待っているよ

永遠にある 終わらない世界 いつから僕は夢を見ている?
空想の日々 本当の世界 僕はまだ眠ってる?
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