It's Only A Memory

夜空に近いスカイ・ラウンジ
霧雨がせつなくて
あなた 呼び出してみたの

「お久しぶりね」 声をかければ
淋し気な横顔に
やさしい微笑(ほほえみ)が浮かぶ

ああ 何も訊かずに今は
恋人のふりして
ほろ苦いボサ・ノヴァに
身をまかせていたい

困った時に 呼び出す癖は
今日かぎり やめるから
少し… 酔わせてね

「送ってゆくよ」 街へ降りれば
湾岸のさざ波に
タワーの灯りが揺れてる

ああ 甘く誘う瞳が
あの頃のままでも
一度割れた鏡には
夢は映らないから

ひとりTaxi 乗りこむ前に
おやすみのKissをさせて

I loved you… あなただけ
I loved you… 本当よ
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