僕たちの時間

答えの出せない日々を 忘れたふりして
わざと置き去りにされた ふたりの時間

木漏れ陽のようにやさしく 時は流れた
だけど 君の生きる場所はここじゃないこと

僕は気付いていた 君は迷っていた
だけど ふたりは勇気が無くて 部屋の中で抱き合った

夜のとばり 君の寝息 時計の針が
止まったままで 錆びてしまう その前に
帰らなくちゃ 戻らなくちゃ 君はあの場所に
これ以上 もう奪えない 君の時間を

気まぐれで贈った花に 君ははしゃいで
水に挿しながら流しで そっと泣いていた

君を失くせない 君を離したくない
同じ気持ち繰り返したまま 季節が通り過ぎて行く

君のそばで 君の横で 生きる夢を見た
ああ ただ君と居れるのなら それでいい
何日でも 毎日でも そばに居て欲しい
どうしても できなかった 君とさよなら

本当の幸せはここには来ない

これ以上 もう奪えない
君の時間を
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