忘れもの

終わりとは過ぎると何も無かった様に
人を錯覚させてもたまに思い出して

それもこの上なく高級ヤスリで磨き上げられて
キレイになってなお人を傷付ける

あの大きかった木
今になってはブロッコリー程小さくって
でもグリーンティーの苦味みたいに
離れないの

あの日のあたしのチッポケなわがままは
何が欲しかったワケじゃなくて
ただあのパンクス達のハートに
終わらない歌のスタンプを押したかっただけ

終わりの頂上目指して螺旋階段
のぼる途中頭あげても上は見えぬ

思い出にするには勿体な過ぎる過去を
武器にして涙もピザポテトに変えていくのか

あの小さ過ぎた手で
いつか離れぬ様ボンドでくっつけた
価値観が麻痺してくる
どうしようも無い程

あの日のあたしのチッポケなわがままは
何が欲しかったワケじゃなくて
ただあのパンクス達のハートに
終わらない歌のスタンプを押したかっただけ
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