哀しみを許して

つよく抱きしめられても
ふいに透き通るからだ
朝の光に浮かんだ
影はいまはひとつだけ

忘れられてゆくのは
誰だってきっと
震えるくらい怖いけど

哀しみを少しずつ
許しましょう
これからは新しい
あなたを生きて

やすらぎを見つけたら
わたしの声
もう忘れてもいい

部屋をどれだけ変えても
同じ花ばかり飾る
日々の流れに持たれる
愛は弱いとこもある

いつもつらいだけなら
想い出のために
あきらめるものなんかない

さみしさに負けないで
歩きましょう
これからはどこまでも
あなたを生きて

くちびるも ゆびさきも
夢の向こう
もう忘れてもいい

だけどもし眠れない
夜があれば
誰よりも 思い出す
わたしでいたい

いつまでも 変わらない
笑顔のまま
ただそばにいるから
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