黄昏はまぼろし

逢いたくて あなたを探した
宵闇に包まれた 街角に 佇むまぼろし
手を振れば 眩しい笑顔で
応えてくれるあなたのシルエット
追いかけて

あなたの優しさ あなたの温もり
あなたと過ごした時間
泣きたいほど あなたに逢いたい

人波が私をのみ込む
気づけばそこにあなたの影はない

失ってはじめて判った
私はあなたの愛に支えられていた

私の涙も 私の笑顔も
あなたは包んでくれた
もう一度だけ あなたに逢いたい

背中越し私を呼ぶ声
振り返ればただそこに風の音

あなたから受けとめた愛を
抱きしめながら私は独り 歩き出す
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