マドラス・チェックの恋人

マリーナの桟橋歩いたけど
帆柱だけ 風に鳴る
真っ白のクルーザー探したのに
ここにはもういないの

たしかマドラス・チェックの
ブレザー着てたわ
もうそれしか覚えてないけれど

心はマリン・ブルー
たぶん彼に二度と逢えない

あの時は陽気に別れたけど
何故か影をひく人ね
聞かれても電話のナンバーさえ
私 教えなかった

ぼくのヨットに乗れよと
誘った言葉が
今 空耳みたいにふと響く

心はマリン・ブルー
青い風が波を滑るの

心はマリン・ブルー
たぶん彼に二度と逢えない
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