恋人達の舗道

夏の翳りを残した夕暮れの街 ひとり歩くよ
君と出逢った あの店 今夜はドアを閉ざしてる
「踊らないか 僕もひとりさ」
振り向き はにかんだ君
ミラーボール ふたつの影 寄り添ういつしか

何故人は恋を求めてさまよう
寂しさポケットに隠して
恋などゲームさ 恋などゲームさ
君に会うまでの ひとり言

ガラスごし 夜更けの舗道 藍色の空ふちどるネオン
からのグラスに映った 想い出 約束 短い夏
「もう逢わないわ 理由(わけ)は言えない」
言葉をつまらせた君
キャンドルライト 横顔に影 見知らぬ誰かの

何故人は恋を探してさまよう
目の前の愛に気づかずに
恋などゲームさ 恋などゲームさ
忘れかけていた ひとり言
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