MISTY RAINY DAY

雨を逃げるように 走る人の波は
私の心せかしながら 追い越してゆくばかり
扉を開けながら しずくをはらったら
ぼんやり外を眺めていた その背中が振り返る

今 貴方から 最後の言葉を
静かに心で 受け止めたら
誰よりも貴方を 愛した気持ち
この雨に 流せるかしら

一人で生きること 心で理解っても
明日を歩くための靴が どうしても見つからない

きっと雨音は 思い出を連れて
いつまでもせつなく響くのね
私は 貴方の心の隅で
降りしきる雨に 変わるの

こんな日はいつも 優しくコートかけてくれた
貴方のその腕の中で 永遠を信じていた

時々はつまづく私を
少しでいい どうか思い出して
誰よりも貴方を 愛した気持ち
いつの日か 乾くときまで

きっと雨音は 思い出を連れて
いつまでもせつなく響くのね
私は 貴方の心の隅で
降りしきる雨に 変わるの

やがては貴方を 見失ってゆく
人混みにゆがんだ RAINY DAY
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