掌の海

サヨナラと言われた朝に この世界 色褪せていた
いつの日か届けてくれた 花だけが赤く染まるよ

サヨナラと言われた朝に この世界 音が薄れた
いつの日か聴かせてくれた 歌だけがかすかに響く

教えてよ雨は川になり どこまで流れてゆくの
人の波に流されながら 溢れ出す この涙
掌の中で海になる

もう一度生まれ直して 温かいあなたの胸で
夢を見るその人よりも いつの日か輝いてみせる

想いではいつか砂になり 風にさらわれてゆくよ
人の波に流されながら 止まらない この涙
掌の海が溢れ出す

もう一度生まれ直して 温かいその掌を
握ってるその人よりも いつの日か輝いてみせる
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