サラギの灯

枯葉散る 通い慣れた道 居場所なく 歩き続けた
またひとつ 恋の苦さを 噛み締めた 未練がましく

背中を少し丸めて いつの間にかここへ
よくある別れ話の 結末繰り返すように

秋の日のサヨナラは 涙ひとつこぼさずに
冬を待つ その刹那 違う誰かの腕の中

ゆれて ゆらめいて MY LOVE 心彷徨い続け
消えて 消えないで MY LOVE 恋人よ 何処へ

ささやかな暮らしの中で 本当に 幸せだった
夢纏う2人のそばで 明日さえ微笑んでた

気づけば 秋の足音 灼熱の恋を冷まし
大人同士の 歩幅合わせられずにいたの

寂しさも愛しさも 同じ季節に分け合って
幾千の夜の背を 2人静かに見送っていた

独りでは広過ぎて けれど2人では狭すぎる…
黄昏の部屋に似た 俺の心と重ね合わせた

秋の日のサヨナラは 涙ひとつこぼさずに
冬を待つ その刹那 違う誰かの腕の中

寂しさも愛しさも 同じ季節に分け合って
幾千の夜の背を 2人静かに見送った

せめて せめて 枯れ逝く 愛を抱きしめて
誰のせいでもないと 北風よ 伝えて
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