二代目無法松

波が牙むく 玄海灘で
岩に根をはる 男松
なめちゃいかんぜ この俺を
やせてはいても
意地の目方じゃ 誰にも負けぬ
その名も 二代目無法松

たかが一升 二升の酒で
宿酔(ふつかよい)など するもんか
男同志が くみかわす
付き合い 酒に
口をはさむな おまえは女子
旨い飯だけ 炊けりゃいい

百の命を 五十にしても
俺は生きたい どろんこで
やると決めたら いのちがけ
どこまでやるさ
恋も喧嘩も 男の稼業
その名も 二代目無法松
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