堕天使ワルツ

オレは陽だまりにひとりきり
長い一日を見ていたよ
そしたら街が夕闇にかげるころ
知らない男がやって来て
「さぁ どっち歩く? どっち側を? だれ連れて歩く?」
そう言った

うす紫色したあの子の恋人にでもなりたいな
オレは青い色 退屈してるよ
ちょうどいいじゃないか 違うかい?
「さぁ どこへ行こう? どんなとこへでも お気に召すままに」
そう言おう

だれも知らないよ オレのこと
あぁ 三年前の春の雨
春の雨……
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