私風景

舞い降りる 粉雪がマフラーに
とけて消えてゆく そしてためいき
パーティーの 華やかさ ひきずった
銀色のシューズ ふと立ち止まる
きらめきの街 かすんだ爪先
流されてしまいそうね
ひとごみの中を 強く生きたい
遠いあの日に ときめいて
描いた地図を そっと握りしめる
光る 瞳で 憧れた
熱さそのまま
どこにいるの 私 ゆれながら

星のない 空よりも 重いもの
抱え込んでいる 素足のままで
だれかの色と 私の風景
にじむのが せつなすぎる
なくせないものが 多すぎるだけ
あした 見つける 鮮やかさ
ふるえていても 始まらないstory
夢のチカラを この胸に
こだわりながら
自分のスピードで 歩いてく

くちびるや頬に 色を重ねて
いつか心が 渇いても
こどもの頃の 涙を流したい
こんな私を ありのまま
愛してくれる 人が
きっといると 信じてる
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