今すべて解った 鏡にむかい 溜め息をつく
きっとふさわしいのは 私じゃなかったのね
暮れなずむ町を背に歩いた
急に降り出す 雨粒が隠した涙

二度と戻れない場所へ飛ばされ 記憶を消したい 鳴り響くクラクション
飽きられる前に行くわ 優しさが残るだけじゃ嫌
愛されていたいから 嘘も嫌だから

ねぇ 最後に聴いて まるで一人芝居ね
同じ罪を犯し 共犯者になれたなら
もう離れられない それがいい

埃が舞い散る部屋に バスが出る音が響いた もう繕わなくていい
夢の中では何でも叶うから 堅く目を閉じて
眠りに堕ちてゆく 闇に包まり

夢の中では逢えたわ 心も通い合ってたわ それだけで良かった
記憶が消せないのなら すべてを大切にしたい
時々 抱きしめて 涙流すの
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