PIZZA

ソファーで目覚めた 午後のテーブルに
小さな置き手紙 るるる

読んでは見たけど 忘れて破棄しよう
君は無事に帰れたかな?

バスルームの湯気に曇る
鏡の前でひとり いろんな顔をしてみた
髭剃り負けの 情けない顔で
ありがとう さよなら ららら さよなら らら

ピンポンとチャイムが鳴った 慌てて玄関まで
バスタオル腰に巻付けてる るるる

宅配のピザを冷たい茉莉茶で胃に流し込む
サラミ マッシュルーム ダブルチーズ 思い出も丸ごと

ひとこと君に たったひとこと
ひとこと君の 留守番電話に
ありがとう さよならららら さよなららら

男が耐えうる孤独とその限界
耐えうる るるる るらら
×