金龍酒家

笑いをこらえて 肩を震わせる
憎めないぜ お茶目なやつ
思い出せばこの胸もキュンとなる
いい女だった 空港でグッバイ

目覚めればそこは 高速バスの中
青く澄んだ異国の空
渇いた風 干涸びたサービス・ステーション
街に着く頃は日も暮れているだろう

終わりに向かって 駆け抜けろMY WAY

ここにもあったのか! Little China Town
棕櫚の葉の向こうで龍が迎える
黄金の龍が迎える

飛び込むMotel 哀愁のメロディー
この感じを憶えている
反応する俺の魂
とめどなく涙 とめどなく涙溢れ
振り向けば まるで頓珍漢なMY WAY

ギョッとした
もう一度、顔を見た。
記憶を確かめた。
改めて驚いた。
ああ あきれた。
吹き出した。
そして悲しくなった。
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