時流

忘れかけていた 小説のページから
風に吹かれて こぼれ落ちた 古い写真
色もあせた なつかしい顔に
俺の記憶が 甦る

いつか夜空を見上げながら あいつと二人
長い人生の ひとかけらを つかむように
語り合った あの熱い胸
いまは 何処へ消えたのか

Ah,めぐりゆく時の流れに 俺達はさすらう
友情と呼ばれもしたが
俺達の つながりは もろすぎたよ

遊び友達や 愛すべき人もいる
俺の一日は ありふれてる 暮らしだろう
裏切りさえ 許し合えると
思えた日が 遠去かる

Ah,いつの日かめぐり逢えても あの頃に
戻れない
俺達の熱い日々を 語るには早すぎる

俺はいま 過ぎたことに
こだわらず生きて ゆこう
俺達の熱い日々を 語るには
いまはまだ 若すぎるよ
×