BLUE

青い夜の隅っこに 愛の歌が
人の目を忍ぶ感じで 咲いていたんだ
きっとそれは思い過ごしさ 僕は一人にもなれず
壊れそうな星宵に 口づけるフリをする

恋をして 対策練って 大枚叩いて
オシャレして 背伸びして デートに誘って
大安祈って 体当たって 逃げられた でも懲りずに
恋をして 髪切って 体重制限して
雑誌読んで 勉強もして イメチェン成功して
待ち合わせて 待たされて 今に至るのだ

ダーリンダーリン愛を歌っても 格好とかつかないから
言葉になるちょい前の 口笛で「Feel so BLUE」

夢を見て 啖呵切って バイトも辞めて
家を出て 列車に乗って 東京上京して
遮二無二なって バイトして 出世した よせばいいのに
調子に乗って 天狗になって 足を取られて
叩かれて へこたれて 辛酸舐めきって
大海知って 限界知って 一抜けたのだ

そんなこんなの蒙昧な生き方 絵にも愚にもならないさ
青い夜の隅っこに 咲く花は風に揺られ 一頃の日を今思う
一片の「Feel so BLUE」
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