ズラチナルーカ

夕立が僕らを包む 雨粒が耳を伝う
悲しいその目で僕を 見ないで
水煙が立ち込める アスファルトの濡れた匂い
うつむいた君は何も しないで
見ないで しないで 泣かないで

流れていく僕ら過ごした時間(とき)
慌しく散り去る傘模様
響きだした空の悲鳴
光が舞った 街が沈む

最後の瞬間待っているの? 小さな肩が震えている
こんなんならもう未来なんか 来ないで
つまらないきっかけ一つ それだけでホシは終わる
そんなのどうでもいいよ、今は 君がいて 僕がいて 手をつないで
君がいて 僕がいる 泣かないで

ありったけ強く抱いた祈り
見上げれば雲を裂く方舟
動き出した空の向こう
雨が上がった 街が微笑(わら)う…
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