夕日が沈んだら

あなたの家の向こう 空があかく染まる
わたしは重たい カバンおろして つかのまベンチに座る

あなたも今ごろきっと 向かい風受けながら
コートのポケットに ちいさな灯りを しまって歩いてる時刻

わたしたちの上に 今年も冬が来る
今度はどんな木枯らしを その手にかくしているんだろう

夕日が沈んだら あなたに会いに行こう
どんな冷たい風が吹く夜も
夕日が沈むまで ナミダはとっておこう
たったひとつの その笑顔に会えるまで

ひとりでたたかう日々が あんまり長すぎて
町の真ん中 がんばる理由も わからなくなってたけれど

わたしたちの上に かなしみがふりつもる
一番たいせつなひとを 見失ってしまわぬように

夕日が沈んだら あなたに会いに行こう
どんな冷たい風が吹く夜も
夕日が沈んだら あなたに会いに行こう
たったひとつの そのあたたかな場所へ
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