やさしさは降る雨のように

ずっと前に 知っていた記憶
まどろんだ 歌のような
かすかに 流れる 湧き水を 飲みほして
空を見てごらんよ

遠い空を 旅してゆく夢
あこがれは 熱い 祈り
あなたは うしろを ふりむきもしないまま
駆け出す けれども ああ…いいの

思いは 降りそそぐ 雨のように
生命を 潤して 輝くわ
どんなに 離れても 目を閉じれば
私は いつだって すぐそばに

悪い夢に うなされる 夜は
夜明けまで そばに いるわ
かすかに ふるえた 強がりの その背中
そっと つつみたいの

つらい夜を こえてゆくたびに
その瞳 深くなるわ
あなたの 心の かくしてる 傷あとを
わかって いるから ああ…今は

思いは やわらかな 雨のように
生命を いやしては 消えてゆく
いつも 胸の奥 流れながら
記憶に まぎれこむ 歌のように

想いは 降りそそぐ 雨のように
生命を 潤して輝くから
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