夜汽車

すがるお前を 叱りつけ
無理やり乗せた 終列車
迎えに行くから 故郷の空で
身体を治して 待つがいい
ああ夜汽車よ急げ!
泣き濡れた顔を見るのがつらいからつらいから

ごめんごめんな その肩に
苦労の荷物が 重すぎた
親御に逢ったら 伝えておくれ
俺が一言 詫びてたと
ああ夜汽車よ急げ!
振り向かずこころ休まるその町へその町へ

窓に頬寄せ 眠ったか
汽笛も遠い 終列車
出世したなら 大手を振って
お前を貰いに きっと行く
ああ夜汽車よ急げ!
少しでも早くその日が来るように来るように
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