列車

もう自分自身に 嘘をつく事に
疲れ果てて しまったんだ

せわしなく動く この季節が
そんなに優しいとは 思わないけど

果てなく続く 未来という不安に
成す術も無く 途方に暮れる

キラキラ輝く あの街の灯りも
僕の心は 照らしてくれない

全てが変わった
何一つ出来なかった
それでも 必死だった
毎日に 怯えながら

あの頃はよかったなんて言いたくはなかったのにな

全てが変わって
何一つ残らなかった
いつかほどいた手を

僕は

見つけられるだろうか
探し当てるだろうか

あの頃はよかったなんて言いたくはなかったのにな

言いたくはなかったのにな
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