昼休み

並居る強敵を全部 蹴散らして
オープンカーに乗って 君が待つ所をめざす
などと考えてる

見向きもされない大穴につぎ込んで
砂漠に眠ってる王様の気分を味わう
などと妄想してる

君にとってこんなことって 少し子供じみたくだらない戯言
そっぽ向いて帰んないで 少し時代錯誤けどはかなくもけなげ
僕のあさましき夢に祝福のキスを

がっぷり四つに組んで見事投げ飛ばして
表彰台に立って シャンパンをまき散らしたい
などと思っている

君にとって多分きっと 少し理解不可能なくだらない戯言
ちょっと待ってこっち向いて 君がいなくなったら何もはじまらない
僕のあさましき夢に祝福のキスを

とかく現実はままならない
ただ煮えたぎって焦げてゆく

昼休みはずっとつづかない
またお仕事にもどるだけ

前人未踏の快挙 歴史的なレコード
驚異的な才能 ああ素晴らしき 怠慢な僕
よだれ流してる

君にとってこんなことって 少し子供じみたくだらない戯言
そっぽ向いて帰んないで 少し時代錯誤けどはかなくもけなげ
僕のあさましき夢に祝福のキスを
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