酔いざめ未練酒

寒く凍った 昔の傷は
熱い情に 溶かされて
今度こそはと すがったの
何で私を 責めるのよ
濡れた女に 冷たい世間風

酒がつくった あの日の夢は
どうせ一夜の 恋しずく
知っていたけど 淋しくて
すべてあずけた この心
それは女の 切ない忍び泣き

酒に浮かべた涙が沈む
夜は面影 めぐらせる
さめりゃ やさしさ 楽しさが
思い出されて つらくなる
酔いざめ女が 飲みほす未練酒
×