ストーカーと呼ばないで

ストーカーと呼ばないで あなたが 好きなだけ
ストーカーと呼ばないで あなたを見てるだけ

通勤電車の 同じ車両 幸せな 毎日
砂を噛むよな 私の暮らしに 明るい日が差した
スーツ姿に 縁なし眼鏡が 自信に満ちていて
あなたをもっと知りたくて 後をつけました
お勤めの会社 わかったので 有給とりました
後は自然に あなたのお家が わかりました

ストーカーと呼ばないで あなたを つけただけ
ストーカーと呼ばないで あなたが 好きなだけ

一人暮らしの カーテンに あなたのシルエット
飽きもしないで 夜中まで 眺めておりました
あなたのお部屋を 眺めるのが 日課になりました
帰りの遅い日は ちょっと 心配になりました
ある日あなたは 女の子連れて 帰ってきました
思いきって 書きました 手紙を書きました

ストーカーと呼ばないで 手紙を 出しただけ
ストーカーと呼ばないで あなたが 好きなだけ

あなたのポストに 手紙を入れるの 日課になりました
ついでにあなた宛の手紙も 毎日読むようになりました
あなたの事 知れば知るほど 夢中になりました
思いきって かけました 電話をかけました
あなたに無言電話をかけるのが 日課になりました
何を話して良いのか 接点がないので
毎日 無言で かけました

ストーカーと呼ばないで 声が 聞きたいだけ
ストーカーと呼ばないで あなたが 好きなだけ

あなたが電話に出なくなり 寂しさが募り
思いきって 作りました 合鍵作りました
あなたのお部屋に 入るのが 日課になりました
いい事 悪いことの区別が全然 つかなくなりました
気がつけば まわりを それは沢山の お巡りさんに
囲まれておりました
でも信じて下さい 私は
あなたが好きなだけでした

ストーカーと呼ばないで あなたが 好きなだけ
ストーカーと呼ばないで 今でも あなたが 好きなだけ
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