さえないブルー

ありがとう さようなら 風になるとして ひらけた景色に何を見るだろう
ありがとう さようなら 僕らは知る 眠らない心のメトロポリスを

朝が来て 土を踏み 誰かをぎゅっと抱いた時
冷たい手が温かさを知る

新しいキャンバスに 今一度色を塗る

例えば僕らは中途半端にはじき合い 傷つく 優しいケモノ
心のオバケに噛みつかれて 痛くないふりして 涙が出るね

つまづかず 泣いたりせず 歩いて行けたらいいのにな
そんなくだらない想いさえ 描けば きっと美しい
せんりつになる 風景になる 見慣れた街を飛び越えて
冷たい手は温かさを知る

さえないブルー キャンバスのすみっこで 消えそうにうずくまる
さえないブルー 「ここだよ」と声がして 今一度 歩き出す

さえないブルー 忘れてた事がある
さえないブルー 伝えたい事もある
さえないブルー 描きたい人がいる 今…
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