おしどり海峡

燃える朝日が おまえを照らし
俺は舵取(かじと)り 網を引く
おしどり海峡 心の海さ
ふたり手を取り 生きて来た
いのち賭けてる 夫婦船
待てば花咲く 春が来る

番屋暮(ばんやぐ)らしの 辛さも耐えて
愚痴(ぐち)もこぼさぬ いじらしさ
おしどり海峡 炎の海さ
遠く海鳴り 聞きながら
心寄せ合い 夫婦酒
待てば何時(いつ)かは 春が来る

俺が歌えば 三味(しゃみ)弾くおまえ
苦労(くろう)笑顔(えがお)で 越えてきた
おしどり海峡 希望の海さ
捕れた魚で 祝い酒
酔えばいつかは 膝枕(ひざまくら)
待てば花咲く 春が来る
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