夢・想・人 ~MUSOUJIN~

別れたやつだとつよがりいって
こころじゃ好きだと分かっているのさ
ひとめ逢える夢みて飲む酒を
だれが名づけたまくら酒
他に女は花の数ほど
どこにもいるけど
俺の命がさがしてる女はひとり

さだめの嵐か涙のしずく
ふたりで暮らせるあしたがほしいと
俺の胸に甘えた雨の夜
夢にみるのさまくら酒
髪はいまでも俺の好みか
死ぬほど恋しくて
あつい命が追いかける心はひとり

つめたい男とうらんでいるのか
すねてた唇ぬらしたこの俺
抱けば細い身体が泣いていた
それが最後のまくら酒
どこで生きても夢はすてるな
いつかはめぐり逢う
俺の命がほれている女はひとり
×