MOON

昔ママがまだ若くて 小さなあたしを抱いてた
月が もっと遠くにあった頃
工場は黒い煙を はきだして
町は激しく この娘が大きくなるのを祈ってた

娘は13になって 盗みの味覚えて
黒いリストに 名前を残した

MOON あなたは 知ってるの
MOON あなたは 何もかも
初めて歩いた日のことも

月曜日が 嫌いと言って 心のすべてを
閉ざしてしまった娘は
初めての 恋におちた日
想い出ひとつも持たずに 家を飛び出して
戻らなくなった

こわしてしまうのは 一瞬でできるから
大切に生きてと 彼女は泣いた

MOON あなたは 知ってるの
MOON あなたは 何もかも
初めて キスした日のことも
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