汚れた下着

君にオヤスミを言って 切った電話の後に
僕は自分の部屋にいなかった
寂しがり屋が僕をつかんで 離してくれなかったんだ

君に会う約束の ほんの数時間前
僕はひとりで部屋にいなかった
だからなんだか 少し疲れた顔して君に会ったんだ

ボタンも掛け違えて 下着も汚れたまま
いつもと違う髪の香りを 君は誉めてくれたね

冷たい言葉より 面倒が嫌いサ
愛を満たすよりも 都合が良ければいい
だけど君みたいに 嘘に気付いてても
優しいままの恋なんて 僕は少しも好きじゃない…

君にくちづけをして 眠った晩の夢で
あいにく君は隣にいなかった
それもそのはず 君は一晩 眠らずに僕を見ていた

言葉に詰まる度に この瞳を覗き込んで
僕に預けた愛の在り処を 君は尋ね続けた

造り物の愛と 本物の愛との
違いが判るなら 僕に教えてみてヨ
だけど君もどうせ 同じ寂しがり屋
それを認められるなら 会ってもいいよ 君にまた…

冷たい言葉より 面倒が嫌いサ
足りない愛よりも 熱い肌が好きだな
このままが嫌なら 君が離れればいい
それとなくが嫌だったら 言ってあげるよ サヨナラは…
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