都に雨の降るごとく

花よ散り急ぐまい 燃えて盛りの宵まで
時がおまえを紅く 染めて散らせる時まで
雨が降る季節はずれの
悲しみを打ちつけながら
君よ震えて 唇血のにじむ程
ひたすら噛みしめて
涙濡らして落ちる 雨がやがて春を呼ぶ
都に雨の降るごとく 今は静かに時を待て

夢はいつの日も遠く 愛は儚くもろく
時は残酷な程に無情に遠く流れてゆく
雨が降る愛しい人を
抱きしめた小さな肩に
君よ震えて 唇血のにじむ程
ひたすら噛みしめて
涙濡らして落ちる 雨がやがて春を呼ぶ
花降る丘に眠るまで 今は静かに時を待て

雨が降る季節はずれ
悲しみを打ちつけながら
君よ震えて 唇血のにじむ程
ひたすら噛みしめて
涙濡らして落ちる 雨がやがて春を呼ぶ
都に雨の降るごとく 今は静かに時を待て
都に雨の降るごとく 今は静かに時を待て
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