大江戸出世小唄

土手の柳は 風まかせ
好きなあの子は 口まかせ
ええしょんがいな ああしょんがいな

きりょうよいとて 自惚れな
どうせ一度は 散る花よ
ええ風が吹く ああ風が吹く

どうせ散るなら このわしに
なびく気持は ないかいな
ええままならぬ ああままならぬ

無理になびけば そりゃ野暮よ
なびく時節が 来るなれば
ええかまやせぬ ああかまやせぬ

雨が降ったら その時は
わしの涙と 思やんせ
ええしょんがいな ああしょんがいな
×