白い制服

湖くらく なに泣く風か
さよなら僕の 白衣の天使
こころの妻よ 可愛い人よ
言うに言えない せつない胸を
歌えど悲し 月さえ遠い

(セリフ)「いつまでも忘れないでね」
と君は言った
忘れないよ、忘れるもんか…
うなだれて、木蔭に消えていった
君の白い制服…涙に咲いた花だった

すずらん摘んだ 岸辺の小径
あなたの肩に しずんだ夕陽
この白樺に もたれた人よ
せめて一言 好きなんだよと
打ち明けたいと ああ思いつつ

(セリフ)ひとり残ってたたずむ、
この湖畔の淋しさ
なぜ
言わなかったのだろう、
言えなかったのだろう…
愛してるって

別れの時は 明日と知れば
花より白い 制服姿
あなたは僕を 泣きたくさせる
待っていてくれ 帰ってくるよ
月より遠く 消えずにおくれ
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