バタビヤの夜は更けて

都バタビヤ 運河も暮れて
燃える夜空の十字星
遥か祖国よ あの日の旗よ

風に歓呼の声がする
ジャワは常夏 南の基地に
撫でる翼の弾丸の痕
なんの苦労と 口笛吹けば
月にちるちる 白い花

(セリフ)…ああ 今夜も見る夢は
きっとお母さんの夢だろう
いつもいつも僕の手柄を祈ってて下さる
やさしいお母さん 日本一のお母さん
元気でいて下さいね
妹も嫁入り盛りだ
街で綺麗なジャワの更紗など見かけると
兄さんはおまえに買ってやりたいと
しみじみ思うのだよ
海山遠く離れていても
想いはいつかとどくもの…

山を眺めりゃ故郷の山に
似たる姿の懐しさ
母よ妹よ便りはせぬが
空に書いてる この想い
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