夢を担いで

花の都も 裏から見れば
傷をかくした 顔ぶればかり
くやしさバネに 夢を消さずに
生きる女の心意気
負けてたまるか 故郷の…
燃えるような 夕陽背にして前に出る

何も云わない しかれもしない
母は娘に 元気をくれる
浮かんで沈み 又浮くまでは
川の流れに勇み立つ
負けてたまるか 故郷を…
力限り 燃えてこぎ出す 意地が有る

笑顔ひとつで 世間が変わる
火の粉あびても 泣き顔見せぬ
細腕だって 一生かけて
どんと浮世のうさばらし
負けてたまるか 故郷の…
山のような 夢を担いで歩きたい
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