螢の海

恋の蛍か 漁り火は
闇夜の海を 点します
ひとつふたつと 数えれば
七つ涙が あふれます

あなた迎えに 来てくれますか
旅の寒さに 知りました
愛の重さと 深い傷
窓をふるわす 海鳴りに
捨てた未練が 舞い戻る

明日を探して 沖をみて
何も出来ずに いる私
忘れようと 泣いている
ガラスに映る この顔が

あなた迎えに 来てくれますか
こぼれないよに 想い出を
お酒うすめて のんでます
女ひとりじゃ 泊れない
海のホテルは 辛すぎて

あなた迎えに 来てくれますか
一度この手で 捨てたけど
今はさよなら したくない
女ごころの 漁り火か
恋はまよい火 海蛍
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