プロポーズ

ぼくの街に 大きな公園があるよ
緑の芝生も野球場も 噴水もある

天気のいい日には 自転車に乗ろうよ
ぼくのほうが 少し速いけど
別に君を おいこしたりはしない
君の髪が風にゆれるのを
見ながら走るのが 好きだから だから

あまり話はしなくても きっとなんか楽しいよ
そんな風に ぼくの街においで

ある日 君に悲しい出来事があっても
やっぱり公園に行こうよ 手をつないで

ベンチのある木陰を見つけてすわろう
久しぶりにアルトサキソフォンを吹いてあげるよ
あいかわらずへたくそだから まわりの人も犬も
耐えられずどこかに消えたら ぼくら二人きりさ

そして君の話を全部きこう まとまりはなくてもいい
ゆっくりでいいからさ ほら少しは楽になってきたろう

君の好きな歌をうたおう 平気さだれもいない
ぼくのほうがうまいけど 君のほうが声がいい
本当にそう思ってるよ

いますぐじゃなくてもいいから ちゃかさず考えて
思い切ってぼくのとこに おいで
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