オリイト

木立を吹き抜け
あなたは遠い風
足りないものばかり掠めて
響く乾いた音

隙間から差す朝陽は
いつかの手のひら
変わらない季節を
瞬く光が照らしてゆく
どうしたって涙は
あなたにもらった数だけ
こぼれ落ちてしまうよ

こだまを辿って
弾んだ息の音
木陰をくぐった足跡
黄金に染まる

晴れてゆく霧の先で
踊る光たち

積もっていく 今でも
片付けられないものばかりだね
触れていたい まだ

変わらない季節を
抱き留めるように紡いでゆく
燦然とさざめく
失くした光の数だけ
その温もりを知ってる
瞬く景色の先で
そよぐ声が聞こえる
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