小さな恋だった

はじめは小さな恋だった
ほんのわずか一欠けらの気持ちだ
手の平 すっぽり収まるくらいに
小さな小さな恋だった
流行り病のようにいつかは消えてなくなるはずだった
昔そんなこともあったと懐かしく語れるはずだった
それが今じゃどうだ?
まさかこんなにも大きくなるだなんて
あの時は夢にも思わなかった
小さな恋は時と共に色褪せることもなく
より鮮明となり心を掻き乱していく
小さな恋は思い出の箱に収まることもなく
この手から溢れてしまうんだ
はじめは小さな恋だった
今ではこの空よりも広い
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